油性ペンと水性ペンの違いは溶剤!場所別インク汚れの落とし方も紹介!

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あなたは油性ペンと水性ペンの違いを知らずに使っていませんか?

簡単に言うと油性ペンは消したくないもの、水性ペンは発色を良くしたいものに向いているんです。

そしてペンを使っていると手や服などについてしまうことがありますよね。

ペンのインク汚れは消毒用アルコールで落とすことができるんです。

この記事では、油性ペンと水性ペンの違いや誤ってインクをつけてしまったときの対処法をご紹介します。

インク汚れにヒヤヒヤしなくて済むので、子供に思いっきりお絵描きを楽しんでもらえます。

油性ペンと水性ペンの違いさえ知っていれば、ストレスがたまらないのでじっくり読んでくださいね。

油性ペンと水性ペンの違いは溶剤!?特徴も紹介!

何かと便利な油性ペンと水性ペンですが、違いがわからないときれいに文字を書くことができません。

油性ペンと水性ペンの違いは、インクを溶かしている溶剤なんです。

インクの主な成分は溶剤と着色剤(色素)です。

油性の溶剤は主に「揮発性有機溶剤」を、水性は主に「水」を使用します。

油性ペンと水性ペン、2つの違いは以下のとおりです。

油性ペン水性ペン
乾きが早いにじみや紙の裏うつりが少ない
プラスチックや金属にもインクが乗り易い筆記面を溶かしにくい
固着性が強い臭いが少ない
ペンキや塩ビなどを溶かす場合があり固着性は油性よりも劣る

固着性は、インクに添加される固着剤や着色剤などの性能で変わります。


油性ペンと水性ペンの違いを知っていれば、今での悩みが解決しちゃいますよ。

おすすめの商品も紹介するので、じっくり読んでくださいね!

【油性ペン】布に書くならお名前ペン

油性ペンは、どんなものにも書ける優れものですが、布に書くとにじみやすいんです。

水を霧吹きでかけるとにじみにくいと聞きますが、普通の油性ペンには効果がありません。

布に書くときは、お名前ペンなどの専用の油性ペンを使いましょう。

お名前ペンの中でも『マジックインキ』は、色も濃くてにじみにくいのでおすすめです。

布によってはにじんでしまうので、にじみ対策をしてから書きましょう。

詳しくは『油性ペンのにじみ対策』を読んでくださいね。

【水性ペン】お絵描きがより楽しくなる

にじみや裏うつりが少ない水性ペンは、お絵描きに最適です。

発色も良いので、カラー展開も豊富。

色んな色があるので、色に縛られて描きたい絵がかけないなんてこともありません。

ゼブラの水性ペン『クリッカート』なら、36色もあるから描きたい絵が思いっきりかけますよ!

ただし、水性ペンのインクは水に弱く、筆跡に水滴が落ちたり、手汗で湿ったりするとにじんでしまいます。

また、表面がツルツルした紙は、インクの水分が紙に吸収されず、描いてすぐに触ると擦れてしまいます。

水性ペンを使うときは、コピー用紙などの表面がさらさらした紙に描きましょうね。

【ホワイトボードマーカー】何度も消せる

ホワイトボードには、ホワイトボードマーカーで書くけど、油性なの?水性なの?

ホワイトボードマーカーは、油性です。

ホワイトボードに使われているマーカーは水性と思われがちですが、実は油性なんです。

水性では平滑面では水滴状になり綺麗に書くことはできません。

もちろん普通の油性ペンでは消すことができなくなります。

しかし、特殊な剥離成分が入ってい専用マーカーなら、擦るだけで消すことができます。

ホワイトボードに書くときは、必ずホワイトボードマーカーを使ってくださいね。

もし、間違えて普通の油性ペンでホワイトボードに書いてしまったときも大丈夫。

上からホワイトボードマーカーで書き、すぐに消せば綺麗に消すことができますよ。

ホワイトボードマーカーにある剥離材が油性インキを浮かせる効果があるからです。

汚れが落ちないからといって洗剤を使うと、ボードの表面を痛めて逆に消えにくくなってしまいます。

絶対に洗剤は、使わないでくださいね。

油性ペンのにじみ対策

にじまないように名前を書くなら対策が大切です。

なんで、油性ペンだと文字がにじむの?

油性ペンがにじむ原因は繊維の糸にインクが染み込みさかのぼって広がるからです。

つまり、インクが繊維をさかのぼらないようにすればいいんです。
簡単にできるにじみ対策は3つ。

  • 水を吹きかける
  • スティックのりを塗る
  • ヘアスプレーをかける

この対策をすればにじまなくなるので、ぜひ試してください。

【水を吹きかける】手軽にできる

霧吹きで水を吹きかける方法です。
名前を書きたい場所に霧吹きで水をかけて湿らせましょう。

インクより先に繊維に水が染み込んでいれば、インクが繊維をさかのぼりにくくなります。

つまり、にじみを防止できるんです。

ビショビショになるまで濡らすと文字が書けなくなるので、湿らせる程度にしてくださいね。

【スティックのりを塗る】絶対にじまない

スティックのりを塗るとインクが繊維をさかのぼるのを防いでくれるので、にじみません。

名前を書きたい場所にスティックのりを塗りよく乾かします。

のりの膜ができたら上から名前を書きましょう。

ただし、洗濯すると名前が落ちやすくなるので、消えたらもう一度上からなぞってください。

【ヘアスプレーをかける】書きやすさ抜群

ヘアスプレーを使うと油性マジックのインクをにじみにくくすることができます。

しかも、表面がザラザラとしていて、書きづらい布にもサラサラと書くことができるんです。

まず、書きたいところにヘアスプレーをまんべんなく吹きかけます。

スプレーの水分が完全に乾いたのを確認してから油性ペンで名前を書いてください。

ヘアスプレーに含まれているコポリマーが布の繊維にまとわりつくことで、インクをはじいてくれるんです。

文字はきちんと書けるので、安心してくださいね。

油性ペンと水性ペンの見分け方はプラスチックに書く

家にあるペンが油性ペンなのか水性ペンなのかわからないときは、簡単な見分け方があるんです。

購入したときは、パッケージに油性ペンか水性ペンかが書いてあるので、簡単に見分けられますよね。

しかし、パッケージをとってしまうと見分け方が難しくなります。

油性ペンと水性ペンの簡単な見分け方は、プラスチックに書いてみることです。

プラスチックは水分を弾くため、水性ペンだと書いた直後に指で擦ると消えてしまいます。

つまり、油性ペンなら擦っても消えることなし。

どっちかわからなくなったら、ぜひ試して見てくださいね。

油性ペンや水性ペンを落とすならアルコールが便利!

間違えてペンで書いてしまっても落とす方法を知っていれば安心ですよ。

油性ペンや水性ペンを使っているとこんなことありませんか?

  • 手についてしまった
  • 服についてしまった
  • 壁や床への落書き

特に小さい子供がいると汚してしまうリスクは高いです。

そんなときにあると便利なのが消毒用アルコールです。

ある程度の汚れは消毒用アルコールで落とすことができます。

ただし、きれいに落とすためには、すぐに汚れを落とすことが大切。

今回は、消毒用アルコール以外にも使えるインクの落とし方をご紹介します。

油性ペンと水性ペンのインクを落とす方法さえ知っていれば怖いものなし。

どれも家にあるもので落とせるので、汚れたらすぐに落としましょう。

手についてしまったら

手にインクがつくと気になってしまいますよね。

ゴシゴシ洗うと肌を痛めて荒れてしまう原因になります。

まずは、下の方法を試してくださいね。

油性ペンの場合

油性ペンのインクが手についたら、以下の4つで油性ペンのインクを落とせます。

  • ハンドクリーム
  • リップクリーム
  • オリーブオイルやサラダ油
  • ヴァセリン

油性ペンのインクはその名の通り油分が含まれているので、油と混ざると馴染んで落ちやすくなるんです。

子供の場合は、オリーブオイルやヴァセリンなどの添加物の少ないものを選びましょう。

落とし方は簡単。

油性ペンのインクのついた部分に上記で紹介したものを1つ塗り馴染ませます。

馴染んだらティッシュなどで拭き取り、手を洗ったらきれいに落ちますよ。

水性ペンの場合

水性ペンの場合は、まずは石鹸で落としてみましょう。

ついてすぐ洗えばきれいになりますよ。

石鹸で洗っても消えない場合は、油性ペンと同じ方法を試してくださいね!

ただし、お風呂で体を洗っているうちにきれいになることもあります。

目立たない場所であれば自然に落ちるのを待つのが一番良い方法かもしれません。

服についてしまった

服にインクがつくとなかなか落ちないですよね。

無理に落とそうとすると逆効果。
汚れが広がって落としにくくなってしまいますよ。

服についたインクは、歯ブラシとタオルで汚れを叩いて落としましょう。

でも、叩いて落とすのはめんどくさいわ。

叩き洗がめんどくさいなら、ウタマロ石鹸を塗り込み洗濯すると落ちますよ。

ウタマロ石鹸の使い方は、こちらの記事で紹介しています。

油性ペンの場合

油性ペンのインクは、一度つくとなかなか落ちません。

しかし、諦めないでください。
油性ペンのインクは、2つのものを使えば落とすことができます。

  • 消毒用アルコール
  • クレンジングオイル

最近はコロナウィルスの影響で、消毒用アルコールを置いてあるお家も多いので試しやすいですね。

消毒用アルコール

消毒用アルコールを使う場合は、汚れが移らないように汚れの下にタオルを敷きます。

汚れに消毒用アルコールをかけて汚れが浮いてくるのを待ちましょう。

汚れが浮いてきたら、タオルで汚れを拭き取ればOKです。

アルコールの臭いが充満して体調を崩す可能性があるので、換気しながら行いましょう。

クレンジングオイル

クレンジングオイルを使う場合は、まず汚れた部分の下にタオルを敷きます。

汚れにクレンジングオイルを垂らして、あとは汚れが落ちるまで歯ブラシで叩くだけです。

クレンジングオイルはしっかり汚れ表面に留まってくれるので、よりインクを浮かせやすいんです。

ただし、擦ると繊維にインクが入ってしまい落としにくくなってしまうので注意しましょう。

水性ペンの場合

比較的軽い汚れなら水だけでも汚れを落とせますよ。

インクがついた部分を水で濡らし、その上にペーパータオルや薄くて汚れてもいい布を置きます。

しばらくすると汚れが浮いてくるので、その後普通に洗濯をすると落とすことができます。

頑固な汚れの場合は、中性洗剤を使って落としましょう。

汚れた部分の下にタオルを敷き、汚れに中性洗剤を垂らします。

あとは汚れが落ちるまで歯ブラシで叩くだけです。

軽くすすいでから洗濯機でいつもどおり洗濯すれば、汚れは落ちますよ。

壁や床への落書き

壁や床は、小さな子供にとって最高のキャンパスです。

でも、汚れたからとクロスや床を貼り替えるなんて現実的ではありません。

油性ペンの場合の落とし方は、壁と床では違うのでしっかり読んでください。

油性ペンの場合

【壁】

壁の落書きは、消毒用アルコールを吹きかけて汚れを浮かせましょう。

浮いてきたら、水を含ませたメラニンスポンジで小さい範囲を優しく擦ります。

あとは、固く絞ったタオルで拭き取りましょう。

アルコールは壁紙を痛めたり変色したりすることがあるので、目立たない場所で試してから使いましょう。

【床】

フローリングの落書きの場合、ワックスが取れてしまわないか不安になりますよね。

フローリングの場合は、2つの方法がおすすめです。

  • バター
  • 柑橘類の皮

バターの場合は、少しとって落書きに塗り油性ペンのインクと馴染ませます。

馴染んだらタオルなどで拭き取りましょう。

拭き取ったあとはヌルヌルするので、洗剤を使いぬめりを取ればOKです。

柑橘類がお家にあれば更に簡単に落とせます。

フローリングについた油性ペンのインクを、柑橘類の皮でこすりましょう。

柑橘類の皮はあまり洗剤を使いたくないときにおすすめですよ。

水性ペンの場合

水性ペンの落書きに関しては、基本的に水拭きだけで問題なし。

水拭きをしても落としきれなかった汚れには中性洗剤を使って落としていきましょう。

フローリングのワックスが取れてしまったら、ワックスを塗り直してくださいね。

染料水性ペンなら落書きも怖くない

何をしでかすかわからない子供のペンには、染料水性ペンを使いましょう。

インクに使われる着色剤には、染料と顔料の2種類があります。

染料水や有機溶剤に溶ける
顔料水や有機溶剤に溶けない

つまり、水や有機溶剤に溶ける染料なら、水に馴染み落ちやすいんです。

子供は、お構いなしにお絵描きしちゃう生き物。

水で落ちやすい染料水性ペンなら汚れを気にせずにお絵描きできますよ。

洗たくでおとせるサインペンは、うすだいだいいろも入っているから似顔絵も描けちゃいます。

しかも、食用染料なので口に入れても安全。

まさに小さい子供にぴったりな水性ペンなんです。

まとめ

  • 油性ペンと水性ペンの違いは着色剤を溶かしている溶剤の違いで、絵を描くなら発色の良い水性ペンが良い
  • 油性ペンは布に書くとにじみやすいので、お名前ペンを使って布に水やスティックのりを塗ってから書く
  • ペンが油性なのか水性なのかわからないときは、プラスチックに書いてすぐに擦り、文字がそのまま残れば油性ペン
  • プラスチックは水を弾くので、水性ペンのインクを弾いてしまうので擦ると文字が消えたり伸びたりする
  • 手や服、壁や床についたペンの汚れは、油性なら油で落とし、水性は水や中性洗剤で落とすことができる
  • 色んな場所に描いてしまう子供には、水に溶ける染料タイプを使うと落ちやすいので落書きもへっちゃら

ペンは様々な種類があって迷ってしまいますよね。

しかも、子供の落書きや失敗も怖いです。

用途に合わせたペンはもちろん、インクの落とし方を知っていればペンを使用するのも怖くありません。

これを機会にあなたもペン選びを見直してみませんか?

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。
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