牛革のランドセルはボロボロになるは昔の話!4つの素材別特徴も紹介

ファッション

牛革のランドセルはボロボロになっちゃうからやめておこうかしら。

牛革のランドセルがボロボロになるのは、昔の話ですよ!

昔は、牛革のランドセルが主流でしたが、使っていくうちにキズやひび割れでボロボロになってしまいました。

しかし、現在の牛革は防水機能を高めたり、表面にフィルムが貼っていたりと耐久性は各段に高くなっています。

つまり、今のランドセルは、牛革でも人工皮革でもボロボロになることを気にせずに選ぶことができるんです。

この記事では、以下の4つについてご紹介します。

  • 牛革のランドセルがボロボロになっていた原因
  • ランドセルによく使われている素材と特徴
  • ランドセル症候群にならないためのポイント
  • ランドセルのお手入れの仕方

ボロボロのランドセルは、今や昔の話ですが、使われている素材によってはお手入れが必要な場合もあります。

子供によって合うランドセルは違うので、ぴったりなランドセルを見つけるためにもじっくりと読んでくださいね。

牛革のランドセルがボロボロになった原因は水!

なんで牛革のランドセルはボロボロになるの?

牛革のランドセルがボロボロになった原因は「水」です。

昔主流だった牛革のランドセルは、防水機能が十分ではありませんでした。

そのため、雨などの水分が付着した状態が長く続くとひび割れがおきてしまい、きづいたらがボロボロになっていたんです。

しかし、現在では牛革の防水機能を高めていたり、表面にフィルムが貼ってあったりと耐久性は各段に高くなっています。

水に強くなったため、牛革のランドセルでもボロボロになりにくくなったんです。

ただし、同じ牛革でもヌメ革は防水加工などが施されていないものがあるので、注意してくださいね。

防水機能がないランドセルは味が出る

防水加工が施されていないランドセルは、使うほどに味の出ます。

つまり、子供と一緒に育つランドセルなんです。

ランドセルの素材の中で防水加工が施されていないものには、ヌメ革と馬のおしりの革であるコードバンがあります。

防水加工が施されていないので、雨に濡らさないようにカバーをかけたり、防水スプレーをする必要があるんです。

しかも、定期的にクリーナーなどでお手入れをする必要があります。

ヌメ革やコードバンはめんどくさいわね。

ママやパパは大変ですが、お手入れするごとに味が出る自分だけのランドセルになるんです。

ヌメ革やコードバンは、お手入れの頻度や使い方などにより唯一無二の味わいを見せてくれます。

これこそが、ヌメ革やコードバンの魅力。

小学校卒業後、ランドセルをリメイクするときもビンテージ特有な味のある小物に変身すること間違いなしです。

最高のランドセルにするためのお手入れの仕方は、『ランドセルの革のお手入れ方法!水分は大敵!!』で紹介します。

ランドセルの主な素材は4種類!重さや特徴も紹介!!

ランドセルには、どんな素材が使われているの?

ランドセルに使われている素材は、主に4つあり、それぞれの特徴をまとめた表がこちらです。

素材価格重さデザイン性風合い強度防水性
人工皮革2~5万円台1,000~1,200g前後豊富
牛革5~8万円台1,300~1,400g前後劣る
ヌメ革12万円台1,400g〜2,000g前後キャラメル色のみ
コードバン8~10万円台1,400~1,500g程度劣る

人工皮革を素材として使っているランドセルは、軽くてデザインもカラーバリエーションも豊富です。

しかし、強度面では本革に比べると弱く潰れやすかったり、フニャフニャだったりします。

一方、本革と言われている牛革やヌメ革、コードバンは、丈夫で6年間しっかり使えます。

革特有の風合いも楽しめるので、卒業後にリメイクして財布やパスケースにしてもおしゃれですよ。

ただし、本革素材のランドセルは、デザイン性やカラーバリエーションは少なめです。

特に素材としてヌメ革を使っているランドセルは少なく、色もキャラメル色のみ。

その分、ヌメ革本来の色や風合いを活かしているので、愛着のわくランドセルになっていますよ。

人工皮革ランドセルの特徴

ランドセルの素材で、最も一般的なのが人工皮革です。

代表的なものは(株)クラレが開発したクラリーノをはじめ、コードレやタフガード、ベルバイオ5などがあります。

人工皮革のランドセルの一番のメリットは軽さです。

人工皮革は3つの素材の中で最も軽量になっています。

他にも人工皮革は水に強いことも魅力のひとつ。

雨に濡れてしまっても水に強い人工皮革なら安心です。

しかも、染色しやすいので、カラーバリエーションが豊富で、輝くシルバーや、グロス系カラーなどもできて人気。

刺繍など凝った装飾が施しやすいのも、人工皮革のランドセルならではでしょう。

牛革ランドセルの特徴

牛革は、牛の皮から作られた天然皮革。
頑丈さと見た目の美しさを兼ね備えている利用価値の高い皮革です。

牛革を使って作られるランドセルは、とても丈夫かつ上品に仕上がります。

しかも、現在では防水加工がしてあるので、お手入れも簡単。

価格も高すぎず安すぎずの安心価格と言えるでしょう。

ただし、量産ができないので毎年7月〜9月に人気モデルは売り切れてしまいます。

お目当てのランドセルが牛革だったら、早めに購入しましょうね。

ヌメ革ランドセルの特徴

ヌメ革は、表面の加工をほとんど施しておらず、革本来の素朴な雰囲気と香りが特徴です。

また、使用していくうちにツヤが増し、ベージュまたはキャメルのようなやさしい色合いから、味わい深い茶色へと大きく変化するのもヌメ革の特徴。

ただし、デリケートな素材のため、水濡れを避けて表面をこまめにブラッシングするなどお手入れが必要になります。

ヌメ革は繊維の目が詰まっているため丈夫で、長く愛用できるのが大きな魅力です。

ランドセルを使い始めた頃は少し硬くてゴワゴワするかもしれませんが、次第にやわらかく変化し馴染みますよ。

コードバンランドセルの特徴

コードバンとは、馬のおしりの革の内側にある厚さ2mmほどのコードバン層という繊維質を削り取ったものです。

コードバンが採取できるのは限られた馬のみで、1頭からわずかな量しか採取できない高級品。

紳士用の高級財布やカバン、靴などにも使われています。

滑らかな手触りと、使うほどに艶が増す美しい光沢感があるので、使うたびに美しくなるんです。

強度面でも優れており、人工皮革よりも強度が高い牛革の3倍ほどコードバンは強いんです。

つまり、かなりやんちゃな子供でも6年間しっかり使えるランドセルと言えるでしょう。

ランドセル症候群の対策は軽さよりも背負やすさ

ランドセル症候群と言う言葉をよく聞くけど、なぜ牛革などの重いランドセルもあるの?

ランドセルは、軽さよりも背負いやすいもののほうが、ランドセル症候群になりにくいんです。

重いランドセルを長時間背負うことで、身体や心の不調がでることをランドセル症候群と言います。

しかし、ランドセル症候群対策として、ランドセルを軽いものにすれば解決するわけではありません。

いくら軽いランドセルでも、身体にフィットしなければ、身体に負担がかかりランドセル症候群になりやすいんです。

つまり、重量が重くても、体にフィットして重さを感じにくいランドセルであれば、ランドセル症候群になりにくいんです。

ランドセル症候群対策として注目する点は3つ。

  • 肩ベルトの立ち上がりの有無
  • 左右に開く背カンを選ぶ
  • 背あてはフィット感と通気性をチェック

ただでさえ教材が増えているので、昔より子供の負担は増えています。

子供の成長に悪影響がでないように、しっかりと身体にあったランドセルを選びましょましょうね。

肩ベルトの立ち上がりで軽く感じる

肩ベルトの立ち上がりがあることで、ランドセルを背負ったときに重さが分散され、軽く感じます。

これは、肩ベルトの立ち上がりの反発力を利用して、背中にランドセルをフィットさせているからです。

この反発力があることで、ランドセルに教材道具などの重さが加わっても体からランドセルが離れません。

フィットさせるだけなら、肩ベルトを調整すれば良いんじゃない?

肩ベルトを一番短くして、体にランドセルを縛り付けると動きにくいうえに成長の妨げにもなります。

子供の負担を減らすためにも肩ベルトの立ち上がりがあるかチェックしておきましょうね。

左右に開く背カンは背負いやすい

背カンとは、肩ベルトと本体をつなぐ金具部分です。

現在主流となっている「左右に開く背カン」は、ランドセルを背負うときに腕を楽に通すことができます。

子供の体格に合わせて背カンが開くので、背中にぴったり密着しやすく、背負ったときに軽いと感じられます。

成長して体格が変わっても、背負いやすさは基本的に変わらないのも魅力です。

髪の長いお子さんの場合、動く背カンが髪の毛を挟むことがあるようなので注意してあげてくださいね。

背あてはU字型がおすすめ

ランドセルを背負いやすくするためには、背中にランドセルがフィットすることが大切です。

中でもU字型の背あては、通気性が良くなるだけではなく、背あてのつぶれ防止にも一役買っています。

しかし、どうしても背中は蒸れやすいもの。

通気性をUPさせたいなら、背中パットがおすすめです。

特に心配な夏の通学には、こちらの記事で紹介しているグッズを使ってみてくださいね。

子供の熱中症対策グッズでおすすめは5つ!見分け方や応急処置も紹介!!

ランドセルの革のお手入れ方法!水分は大敵!!

ランドセルはきれいに使いたいですよね。

ランドセルをきれいなまま使うためは、革のお手入れが大切です。

基本的にはお手入れ不要な人工皮革のランドセルでも、汚れがついてしまうもの。

また、水に弱い牛革やコードバンは、そのままにしておくとシミや波打つキズができてしまいますよ。

しっかりとしたお手入れ方法をマスターすれば、きれいなランドセルのまま卒業できるのでぜひ試してくださいね。

人工皮革のお手入れ方法

人工皮革はランドセルのために開発された素材になるので、基本的に特別なお手入れは不要です。

お手入れをするときは、ランドセルが雨に濡れた時に、やわらかい布で水滴を拭き取る程度で十分です。

軽い汚れは、固く絞った布で拭くと落とすことができます。

しつこい汚れの場合は、薄めた食器用洗剤を染み込ませた布で拭き、固く絞った布で洗剤成分を拭き取りましょう。

水拭きしたあとは、直射日光の当たらない風通しの良い場所で乾かしましょうね。

ついついやってしまいがちなのが、革靴用のクリーナーで磨くこと。

クリーナーで磨くと人工皮革の種類によっては、ひび割れなどのトラブルが起きてしまう場合もあります。

もしクリーナーを使う場合は、使用前に各メーカーにお問い合わせしましょう。

牛革・コードバンのお手入れ方法

天然皮革である牛革やコードバンは、使っていくたびに手の脂などが素材になじみます。

日頃から自然と革を保護していることになるため、定期的なお手入れや雨に濡れた場合の対処は必要です。

本革製のランドセルの定期的なお手入れは、簡単なブラッシングと乾拭きでOK。

本革は乾いた柔らかい布を使って、表面に付着している汚れを、優しく拭い取るようにして落とすだけで十分にケアできます。

水拭きしても落ちない場合は、皮革用クリーナーで汚れを拭き取りましょう。

力を入れてゴシゴシ拭いてしまうと、かえって本革を痛めてしまう原因となってしまいますよ。

皮革用クリーナーはランドセル専用のものに限らず、ホームセンターなどで市販されている一般的なものでもOKです。

雨で濡れたときは、その日のうちに乾いた布で拭き取るようにしましょう。

濡れたまま放置しておくと革が傷んでしまい、ランドセルの寿命を縮めてしまいます。

ただし、濡れた革は熱に弱いのでドライヤーの使用は厳禁です。

乾かす際は直射日光を避け、日の当たらない場所で乾燥させましょう。

牛革・コードバンは1ヶ月に1回メンテナンスを

本革のお手入れの頻度は1ヶ月に1回がおすすめです。

コードバンのランドセルは革製品なので、乾燥した状態のまま放置していると革が硬くなってしまう場合があります。

なんだか乾燥しているなと感じたら、汚れをきちんと拭き取った後に、保革油を少量含ませた布で丁寧に拭きましょう。

できれば1~2ヶ月毎にケアしてくださいね。

まとめ

  • 昔の牛革は防水機能がなかったのでボロボロになっていたが、今は防水機能がしてあるのでボロボロにならない
  • ヌメ革やコードバンは防水機能がないので、しっかりとお手入れすることで味のあるランドセルになる
  • 人工皮革はカラバリが豊富で軽いが、強度面では本革より弱く安っぽい見た目になってしまう
  • 本革のランドセルは、革特有の味わいや強度面で優れており、やんちゃな子供でも6年間しっかり使うことができる
  • ランドセル症候群対策には、軽さよりも背負いやすさを重視することで体への負担を減らすことができる
  • 背負いやすいランドセルは、肩ベルトが立ち上がっており、背カンは左右に開くもの、背あてはフィットするものが良い
  • 人工皮革のランドセルにひどい汚れがついたときは、食器用洗剤を薄めたもので拭くと汚れが落ちる
  • 本革は、雨に濡れたらすぐに拭き取り、汚れは皮革用クリーナーを使って磨くと落ちるうえに味もでる

昔と違いランドセルは、背負いやすく扱いやすいものになりました。

これを機会に理想のランドセルを見つけてみてはいかがですか?

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