本の補修方法6つ!失敗しないやり方やおすすめテープも紹介!!

おもちゃ

小さい子供に本を読んであげることは、教育上とても良いことです。
しかし、こんな悩みはないですか?

本を買ってもすぐに破いてしまう。

昔買った本の痛みが気になる。

正しい本の補修方法を知っていれば、もっと本を楽しむことができますよ。

本の補修方法で大事なのは、テープ選びです。

ペーパーエイドは、破けたページの補修にぴったり。

セロテープを使うのは、絶対にしてはいけない補修方法です。

必ず専用のテープを使って補修しましょう。
もし、子供が良かれと思ってセロテープを貼ってしまっても大丈夫。

アイロンやシール剥がし剤を使えばきれいに剥がせますよ。

この記事では、本の補修方法やおすすめの補修テープをご紹介します。

大事に補修すれば、本を長く楽しむことができるので、じっくりと読んでマスターしてくださいね。

図書館で借りた本などは勝手に修理せず、図書館員さんに事情を話ましょう。

本の補修方法はテープ選びにあり!箇所別補修方法6つ

本はきちんと補修すれば、いつまでも読むことができます。

つまり、何年経っても楽しむことができるんです。

パパやママが昔読んでいた本を子供が受け継ぐなんて素敵じゃないですか?

しかし、本を読んでいると本が傷んできちゃいますよね。

大切な本や大好きな本は、何度も読み返したいもの。

特に以下の6つの箇所の痛みはあるあるですが、きちんとした補修方法を実践することで修復ができます。

  • ページが破けた
  • 背表紙がめくれた
  • 表紙の角がめくれた
  • 糸綴じ部分に隙間ができた
  • ページと表紙が外れた
  • ページが束で外れた

ポイントは、箇所に合わせた補修方法を選ぶこと。

ページの破けや表紙の角の補修には、テープで補修するのがおすすめです。

ただし、テープなら何でも良いわけではありません。

本の修復には、本に使える補修用のテープを使いましょう。

くれぐれも、セロテープは使わないでくださいね。

糸綴じ部分やページが束で外れた場合は、ボンドを使った補修方法で修復しましょう。

絵本にも使える補修方法なので、容赦ない赤ちゃんがいても大丈夫ですよ。

【ページが破けた】補修用テープでなかったことに

本が破けたときは、補修用テープを貼るだけできれいになおります。

特に後半でもご紹介する『ペーパーエイド』は、最初から破けていなかったかのように自然な仕上がりですよ。

補修方法

1.まず破れた部分に合わせてテープを切ります。

はさみよりもカッターのほうが刃の部分がベタつきません。

2.切ったテープを破れた部分(両面)に貼ります。

コツはテープの裏紙を少しずつはがしながらちょっとずつ貼ること。

一気にはがしてしまうと、しわになってしまったり、空気が入ってしまったりする可能性があります。

3.両面に貼ったら、余分なテープを切って完成です。

光沢が少ない補修用テープのほうが、文字も読みやすく自然な仕上がりになりますよ。

ペーパーエイドには劣りますが、3Mのメンディングテープは不器用さんにおすすめです。

セロテープに使っているカット台に取り付ければ、簡単にカットできてすぐに貼れます。

【背表紙がめくれた】透明フィルムで補強

背表紙は、本棚から取り出すときに指をかけやすいので、もっとも破損しやすい部分です。

破損が小さいうちに透明フィルムで補強しちゃいましょう。

補修方法

1.透明接着フィルムを適当な大きさに切り、破損部分をくるむように貼り付けます。

背表紙が完全に取れてしまっている場合は、補強のために厚紙などを挟んでから透明フィルムでくるみましょう。

たったこれだけで、きれいに補修ができますよ。

【表紙の角がめくれた】カットで見た目もスッキリ

読んでいるうちに表紙の角がめくれてきちゃうことありますよね。

特に絵本は、落としたり子供が舐めたりでボロボロになりやすい箇所です。

しかし、角を補修すれば、本の痛みもおさえられますよ。

表紙の角の補修には、背表紙がめくれたときの補修に使った透明フィルムが使えます。

きれいな貼り方にはコツがいるので、動画を貼っておきますね。

引用 YouTube

【糸綴じ部分に隙間ができた】すぐに補修しよう

糸で綴じてある本の場合、隙間ができてバラバラになってしまうことがあります。

ゆるくなってきたと感じたら、バラバラになるのを防ぐためにもすぐにボンドで補修しましょう。

補修方法

1.ボンドを糸綴じが見えているページ部分から竹串を使って塗ります。

ページ部分についたら拭き取るようにしましょう。

本の材質によっては、少し乾きめのウエットティッシュでふき、その後すぐにティッシュで拭くときれいに取れますよ。

2.糸綴じの裏側部分にも塗っていきます。

背の高い本の場合竹串では届かない事があるので、必要に応じて編み棒などを利用してください。

3.ブッカーやシール台紙を2つ折にし、折り目部分をはみ出してきたボンドでくっつかないようにページに挟みます。

このとき、きれいに添わせて挟まないと、ページがくっついてしまうので、しっかりと挟みましょう。

4.目玉クリップで止めて、乾くまで待ちます。

跡が気になる場合は、フェルトなどを被せてから挟みましょうね。

ビニダインのボンドは、しっかりととまり、すぐ乾くので本の修復をする方に大人気ですよ。

【ページと表紙が外れた】ボンドでしっかり補修

ハードカバーの本だとページと表紙が外れてしまうことがよくあります。

このページと表紙が外れてしまうことを「割れた」と言います。

本が割れたときもボンドで簡単になおすことができます。

補修方法

1.割れ目にボンドを塗っていきます。

はみ出さないように気をつけ、万が一はみ出してしまった場合は、ティッシュですぐに拭き取りましょう。

割れ目が大きい場合は綿棒を、割れ目の程度が軽い場合は竹串で塗るとやりやすいですよ。

2.目玉クリップで固定します。

本に跡がついてしまわないように、フェルトなどをかぶせ、目玉クリップで背を挟みましょう。

本を乗せて重しにする方法だと、背の割れている部分が密着しにくいため、なかなか上手くいきません。

3.1日程度置いて乾かし、目玉クリップを外したら修復完了です。

くっついていない箇所がある場合は、再度竹串などでボンドを塗り、目玉クリップで挟んで時間をおいてくださいね。

待ち時間は長いですが、しっかり乾かせば本も長持ちします。

さらに表紙とページの境目に強力補修テープを貼ると強度がUP♪

ただし、一度貼ると剥がれないので失敗しないように慎重に貼りましょう。

【ページが束で外れた】ボンドを薄く塗って貼り付け

1ページまるまる剥がれてしまったり、束になってページが外れてしまったりすることもありますよね。

完全に取れてしまったページは、ボンド塗って補修するときれいになりますよ。

補修方法

1.ページが外れてしまったら、ページがついていた部分、「のど」と呼ばれている部分にボンドを塗ります。

ポイントは、できるだけ細く塗ることです。

2.離れたページを元の位置にしっかり挟み込み、重しをして一晩待ちます。

余ったボンドでページが引っ付いてしまうことがあります。

乾かす前にブッカーやシール台紙のツルツル面を外側にして折って挟むと引っ付き防止になりますよ。

3.ボンドが乾いたら、補修完了です。
しっかり乾かさないとすぐに取れてしまいます。

すぐ読みたい気持ちもわかりますが、ここは我慢してくださいね。

本の補修にセロテープはNG!きれいに剥がす方法紹介

本の補修でついつい使ってしまいがちなのがセロテープです。

しかし、セロテープは劣化が早く本の補修には不向きなんです。

セロテープを使うと…
  • 黄色く変色してしまう
  • ポロポロと落ちてくる
  • 粘着部分だけが本に残ってしまう

最悪本が読めなくなってしまいますよ。
本の補修には、本の補修に使えるテープを選びましょう。

すでにセロテープで補修してしまった本があったら、セロテープを丁寧に剥がし補修テープを貼り直してくださいね。

セロテープを剥がすために必要なのが、シール剥がしやアイロンです。

劣化が進む前にしっかり剥がしてしまいましょう。

セロテープの剥がしは優しく根気強く!

本についたセロテープをきれいに剥がすには、ちょっとずつ根気強く剥がすことです。

セロテープをきれいに剥がすには2つの方法があります。

1つ目は、アイロンやドライヤーを使った方法です。

アイロンやドライヤーの中温で、テープを温めて接着剤を溶かし、ピンセットでテープをゆっくり剥がします。

ページが剥がれそうになったら、別の角度からゆっくりと剥がしていきましょう。

2つ目は、シール剥がしを使った方法です。

シール剥がし剤を筆に染み込ませ、セロテープの上と紙を挟んだセロテープの粘着面に塗り込みます。

少しずつシール剥がし剤を塗り込みながらちょっとずつ剥がしていきましょう。

シール剥がし剤は、手や爪が荒れるので、直接触れずにピンセットなどを使って剥がしてください。

匂いもあるので、換気も忘れずに♪

図書館でもよく使われているシール剥がし剤は、ソルベントです。

揮発性が高いので、本を傷めずにセロテープや値段シールなどを剥がせます。

使うときは、小瓶などに使う分を移してから使いましょうね。

本の補修におすすめのテープはペーパーエイド!!

本の破れの補修には、ペーパーエイドがおすすめです。
おすすめしたい理由は3つ。

  • 紙なので上から文字が書ける
  • 透明感があるから下の字や絵がはっきり見える
  • スキャンやコピーをしても写り込まない

つまり、一番自然に修復できるのがペーパーエイドなんです。

なんと、フリクションで書いた文字の上にペーパーエイドを貼ってもしっかり文字が消えちゃいます。

本の補修だけではなく、プリントやノートの破れにも使えるので、買って損はしませんよ。

しかし、残念なところももちろんあります。

  • 薄い紙のため補強には向かない
  • 光沢や色の濃いものに貼ると目立つ
  • テープをカットしにくい

補修におすすめのペーパーエイドですが、紙でできているため補強には不向きです。

ツヤもないので、光沢のある紙などではツヤが消えてしまった状態になってしまいます。

しかし、逆を言えばツヤが消えた分文字が読みやすくなるんです。

セロテープを貼るよりはかなりきれいな仕上がりになるので、ぜひペーパーエイドを試してくださいね。

まとめ

  • 本の破れには目立ちにくいペーパーエイドを、表紙の補強には強度のある透明フィルムを貼ると良い
  • ページ外れや糸綴じ部分にできた隙間には、ボンドのビニダインを使えばしっかりとくっつけることができる
  • 本の補修にセロテープを使うと劣化により黄色く変色したり、粘着部分だけが本に残ってしまったりする
  • セロテープを剥がす方法は、アイロンで温める方法とシール剥がし剤を使って剥がす方法がある
  • 補修テープの中でもペーパーエイドは、貼っても目立ちにくく文字も上からかけるので、本以外の修復に使える
  • ペーパーエイドは元は薄い紙なので補強には使えなかったり、光沢のある部分では目立ってしまったりする

本はたくさんのことを経験させてくれます。
昔読んだあの絵本、最新の小説、紙だからこそ楽しめる部分もありますよ。

これを機会に本の補修をしてもっと本を楽しんでみませんか?

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。
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