私は以前、精神障害の方が通所する障害者施設に勤めていたので、精神障害系の漫画をよく読みます。
その中でも、子供の発達障害をテーマにした『リエゾン』は、読んでいてとても勉強になりました。
そんなリエゾンがついにドラマ化!
漫画自体は、テーマが発達障害だから重い感じですが、今回のドラマ化ではとても見やすくなっていました。
リエゾン第1話の感想
漫画だと淡々と進むイメージで、基本的に笑顔を見せるのは、佐山先生と志保だけでした。
ドラマでは、臨床心理士の向山さんも笑顔。
クリスマスパーティーも和気あいあいとしていて、見やすくなっています。
そして、びっくりしたのが子役がきちんと役を演じられていることです。
自分の知識を一方的に話す男の子は、話したいけど治療中の葛藤を感じました。
ADHDの女の子の落ち着きのなさや自閉症スペクトラムの子の表情を出さない感じがよく出ています。
ここまで特徴をおさえるのは難しいと思いました。
さすが、最近の子役は違いますね!
原作との違い
佐山先生の発達障害
実は、佐山先生の発達障害はドラマの相関図で知りました。
漫画だと、ちょっと変わった先生だなレベルでした。
しかし、ドラマだと歯磨きの時間や牛乳をしっかり計るなどのルーティーンを守る姿で違和感を感じさせます。
潔癖症の治療
原作ではトイレに潔癖症の子の手を入れますが、ドラマでは泥遊びになっています。
さすがに今のご時世トイレに手を突っ込むのは…
泥遊びのほうが目で見たときに汚れが見えるため、途中から見た方でもわかりやすい演出でしょうか。
そして、泥遊びで病気になるかもしれないし、ならないかもしれない。の言葉。
この言い方は、精神障害の方には必要な言い方なんです。
安易な慰めをすると戸惑う原因を作ってしまうので、否定も肯定もしないこの言い方がベスト。
志保の診断
原作では、志保が佐山クリニックに行ってすぐに志保が発達障害であることを告げられます。
しかし、ドラマでは志保自身が忘れ物や遅刻などADHD特有の困りごとを伝えて、診断してほしいと頼みます。
この差って些細なことかもしれませんが、支援する側にとっては雲泥の差です。
実際、漫画では突然の診断で受け入れられない志保が描かれています。
まとめ
今回は、第1話なので発達障害の子はこんな困りごとがあるんだよ。とお知らせするのが目的な印象です。
第2話からは、うつの父親と発達障害のある娘の話で複雑になってくる予感がします。
話の内容はもちろん、難しい設定をどう演じるのか?
子役の活躍も見どころですね。
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