子供の髪って絡まりやすくて櫛でとかすの大変ですよね。
うちの子は天パで髪の毛クルクル。
枕や壁に頭を押し付けてこするのが大好きで、毎日のように「やめて〜」と心の中で叫んでました。
細くて柔らかい髪の毛は絡まりやすく、とかしにくい。
しかも鳥の巣状態で見た目も悪すぎます。
子供もあまりの痛さに嫌がって逃げ回るし、朝の忙しい時間には苦痛で仕方ありません。
でもつげ櫛を使ったら朝の鳥の巣ができなくなったんです。
髪がぐちゃぐちゃになっても櫛通りが良くなったので、子供が嫌がることがなくなりました。
心と時間に余裕ができた分、子供の要求にもすぐに応えることができるようになりました。
そんな私が試したつげ櫛は、ただとかすだけ。
忙しいあなたにも絶対にできる方法なのでご紹介しますね。
古くから伝わるヘアケア
寝起きの髪の毛がチリチリの原因は、静電気と水分不足なんです。
つまり水分を補ってあげればいいんですが、コンディショナーって添加物とか色々入っていそうで心配。
そして成分表に書かれている成分も多すぎてよくわからない。
そこで思いついたのがベビーオイルをつけることだったんですけど、量の調整が難しいんです。
一度つけすぎて、ドライヤー後なのに「ドライヤーしてないの?」レベルのオイリーな髪になってしまいました。
そんなめんどくさがり屋で不器用な私がたどり着いたのがつげ櫛です。
つげ櫛は、『本ツゲ』と言う木を加工してできた櫛のこと。
昔から使われている伝統的な櫛で、相撲や歌舞伎では今でも使っています。
製造工程で椿油を使用しているので、頭皮と髪に栄養分と潤いを与えてくれて、自然な艶髪になるんです。
とかすだけで自然にまとまる
お風呂に入れたらすぐに寝かせたい。と思いませんか?
今までの生活サイクルはできるだけ崩したくないですよね。
つげ櫛の使い方はとっても簡単。
ドライヤーでしっかり髪の毛を乾かしたらつげ櫛で髪の毛をとかすだけです。
絡まりやすい毛先から、真ん中、生え際と言った感じでとかしていくだけ。
シャンプー後だから、絡まりも少なくとかしやすいので、すぐに終わります。
使った次の日は、寝相のせいでぐちゃぐちゃでしたが、とかせばきれいにまとまりました。
とても便利なつげ櫛ですが、注意したいことが2点あります。
①水厳禁
②ドライヤーを直接あてない
水分は反りや折れの原因に。
熱にも弱い素材なので、ドライヤー後の髪に使ってくださいね。
使えば使うほどオリジナルの櫛になる
つげ櫛の魅力はこれだけではありません。
実は、長く使えば使うほど色が飴色になって味が出てくるんです。
木目もはっきりしてきて、世界に唯一の櫛になります。
長く使い込まれたものって素敵じゃないですか?
そのためには、きちんとお手入れすることも大事。
1ヶ月に1回ほどお手入れをしましょう。
準備するもの
・お手入れするつげ櫛
・乾いた歯ブラシ
・オイル(椿油やあんず油、ゆず油でも可)
・ティッシュ
・ラップ
お手入れの仕方
①歯ブラシで汚れを軽く落とし、ラップを広げつげ櫛の歯部分にオイルをたっぷり馴染ませます。
②歯部分の奥にもオイルを馴染ませるため、歯ブラシを使って馴染ませます。
ラップを巻き数時間から半日置き、汚れを浮かせます。
③浮いてきた汚れを歯ブラシで掻き出します。
④余分なオイルをティッシュで拭き取り、直射日光の当たらない風通しの良いところで数時間乾燥させてください。
ちょっと時間がかかって面倒ですが、内容は簡単ですね。
このお手入れをすることによって飴色になっていくので、長く使って味を出すには欠かせません。
子供でも安心の秘密
つげ櫛の使いやすいところは、とかすだけで少しずつオイルが髪をコーティングしてくれるところ。
つまり微調整がしやすいんです。
毛先は多めにつけて、上の方は少し。ととかす回数で変えることができます。
しかも、オイルを自分の気に入ったオイルに変えることができるのが嬉しいんです。
メジャーは椿油ですが、以前使っていたけどもう使っていないホホバオイルやオリーブオイルでもOK。
こちらの記事では、様々なオイルを使用した感想が書いてあります。
参考にしてみてください。
通常のヘアオイルは、髪に良い成分を入れているようですが、その分添加物もたっぷり入ってます。
子供には使いたくないですよね。
しかし、植物からできたオイルはシンプルな材料でできているから安心です。
とかすだけじゃない使い方
つげ櫛を大事に使って味を出しても家の中で使うだけではもったいない。
ちょっとみんなに見てもらいたい。って思いませんか?
実は、つげ櫛は髪飾りとしても使えるんです。
種類にもよりますが、飾り彫りしてあるものや漆が塗られているものは、髪飾りとしても美しく存在感があります。
もちろん和服との相性は抜群。
七五三のときの髪飾りや成人式にも使えますね。
七五三で使ったつげ櫛を成人式でも使うって素敵じゃないですか?
これは、使うほどに味が出るつげ櫛にしかできません。
きっと最高の思い出になるはずです。
まとめ
1.失敗知らずのヘアケア
2.とかすだけでチリチリ防止
3.木でできた櫛だからこそ出る味
4.オイルを選べるから経済的
5.思い出が詰まった櫛で号泣
結論
ドライヤー後の絡まりが少ない状態なので、つげ櫛でとかすのは簡単でした。
しかも、次の日も自然な艶で髪の絡みもほぼなし。
朝のストレスが減りますよ。
そして長く使ってい味の出たつげ櫛をつけて成人式に出られたら、きっと私は号泣です(笑)
髪のケアもできる上に髪飾りとしても使えるなんて一石二鳥ですね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。